アルコール依存症は、アルコールを摂取せずにいられなくなる病気である一方、アルコール性認知症はアルコールを大量に摂取することで脳に障害が起こり、認知症になる病気のことです。
アルコール性認知症の症状は、アルコール依存症の症状と大変良く似ています。アルコールを摂取することで、歩行が不安定になったり、感情が抑制できずに暴言を吐いたり、手が震えるなどの複数の症状が見られます。
しかし、記憶障害や検討障害などはアルコール性認知症の特有の症状に当たるため、介護をしている場合はアルコール依存症の陰に潜むアルコール性認知症の症状を見逃さないようにしましょう。
これらの症状が見られる患者を介護する場合、アルコールを飲む機会を増やさないように、孤独にさせない配慮が必要です。また、脳に必要な栄養が欠乏していることが原因なので、栄養バランスの取れた食事を意識して摂取させたり、規則正しい生活が出来るように管理するとよいでしょう。
また、患者は飲酒量のコントロールが出来ないケースが多いため、外来治療よりも療養施設に入院することで断酒を促す治療法も有効です。
病気の症状を理解して、アルコール依存症やアルコール性認知症が疑われる場合は、早めに医療機関を受診するようにすすめるのも大切です。
アルコール性認知症と診断されて介護が必要になった場合、介護保険が適用されます。施設やサービスを利用して、上手に距離を取りながら介護をしていきましょう。双方の違いと対応については、介護の仕事にも活かせる知識といえます。
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